筋肉のコリ?肩こりの本当の事
肩コリ?腰痛?こってると痛い?
それなら痛くなければ、つらくなければこってない?
敏感になる?麻痺する?
まぁほんと色々な事が言えると思います。
でもこういう内容の記事や説明はネットにはたくさんあるんだけど、ちゃんと素人が読んでピンと来るところまで噛み砕いているものが少ない。もっとわかりやすく、もっと良い文章化、言語化できないかな?
と思ったんですが
結局のところ、基礎からやるしかないなと思うので。愚直にこりの前に
筋肉って何?
こりってどういう状態?
正常ってどういう状態?ってのを生理学を入れながら頑張ってみますね。
まずはやっぱり顕微鏡で拡大!って感じですよね。
この筋原線維単位で伸びたり、縮んだりするわけです。長さが長くなり短くもなる。
この長さが変わるメカニズムを拡大すると
ってな感じです。要するにここ!ですね。
これが、こうなるわけですね。普段。
収納される感じです。イメージは紙パックの伸びるストローとかどうでしょうか?
見ずらいですかね・・・。
曲がってるのは置いといて。白い部分が収納されたり、飛び出したりするわけです。
筋繊維もそんな感じなんですよね。
そんで白い部分が、緑の部分に収納されているじょうたいでもくっついてると血流が若干悪くなるんです。
腸腰筋に代表されるような腹筋群がやわらかい人は案外少ないです。
個人的には椅子に座っている状態で上の短くなるような感じに腹筋が収縮されているので、別に腹筋を使ってない。力を入れてなくても。代謝が良くない。血流が良くないと癒着するような感じが起きてしまうんやと思います。
例えばこの上の椅子に座っている絵を90度横に回転させると
この腹筋している形と似るじゃないですか!
そんで体幹なんて、姿勢維持で別に猫背とかじゃなくても、立ってても座ってても。ある程度テンションかかりますからね。
ちょっと脱線したんでポイントを改めて箇条書きすると
・筋肉はゴムのように伸び縮みするけど、構造的にはこんな感じ
・筋肉は使い過ぎでも、使わなさすぎでもこる。
・コリ=血流が良くない。
みたいな感じなんです。
血流が良くないとなんでコルのか!それについては生理学な話になるんですけど
筋肉が伸びる。縮む。その両方の状態を維持できるなど全てに使われるんですよ!!
また当然っちゃあ当然なんだけど、基本的にこの筋繊維はタンパク質で出来ています。
人間の身体で言うとだいたい構成物質で言うと、本や文献にもよるけど
1 水分:50~70%
2 タンパク質:15~20%
3 脂質:13~20%
4 ミネラル分:5~6%
5 糖質1%
な感じです。こういうのはザックリでいいし。ザックリしてるくらいが良いんですよ。
人間のタンパク質なんで
普通のタンパク質は60度以上くらいで熱変性するみたいなんですが、体温が60度って事はありえないですよね。たぶん。
低温変性で癒着するのも冬や低体温の人は若干あるかもしれませんね。
まぁ低温っても、身体の奥は深部だとわきではかる体温にくらべてプラス2度くらい深部の方が温度高いんで
イメージ的には生卵が目玉焼きでかたまるとか。水が氷になるとかが変性ですけどね、ここでいう。
ただタンパク質である以上温度による変化が微量でもあるんじゃないのかな?って気はします。
さて、筋肉の伸び縮みのイメージはだいぶわかってきたんじゃないかな?と思います。ね。たぶん。
ほんでな問題はコリの話をしてるのに、構造の話をした理由ですねん。
正常がわかれば、そこからエラーがおこればコルってのがわかるかな?と思ったんです。
車がガソリンで動くから、ガス欠になったら動かない。
その状態で休む。例えば車がガス欠で停車していても一晩ったても翌朝エンジンはかからないですよね。
我々が一晩寝ても疲れが取れないってのは雑なたとえで言うとこんな感じなんです。
あくまでも血流がかなめでそこから新陳代謝がおきない事には中々元気になれないんです。
さて筋肉が伸び縮みする事で私たちは立ったり、座ったりも色々できるわけです。じっとする事だって筋肉がないと大変ですよねー。
まず下記の図を見て下さい!
こんな感じで、ちょっとわかりずらいなじみのない単語がどうしても出てくるんですけど
何をするにもエネルギーがいるし、そのエネルギーが蓄えられているのも筋肉なんだよね。って感じなんです。
トロポニンに指示を送るのが神経伝達のアセチルコリンなんすけどね。
そんでカルシウムイオンの分離?っていうか放出?によってまたくっついてものが離れたりするんです。
ここをまたモーターポイントって言ってツボみたいに各筋肉にあったりもするんですけどね。
このモーターポイントをうまく刺激する事で神経反射のロックを外す事ができ柔軟性を増すことも可能です。
そんな手技もこっそりうちの店やってます。こっそり。
説明するのもややこしいんで、聞かれたときとか話の流れ以外はあんまりこのへんは説明せず
他の事説明してますけどね。
さて話は戻ります。またややこしくなったんでポイントをまとめます。
・筋肉を使うには伸びるや縮むがある(正確には長さが変わらずに緊張するのを入れて3つ)
・筋肉を使う時にはエネルギーがいる
・筋肉を使って元の状態に戻るのにもエネルギーがいる
って感じです。
ほんで最後に、やっと最後になりました。
エネルギーがいるんだけど、そんなエネルギーはいったいどこからくると?どげんなっとっと?って事なんです。
ちなみにこの場合筋肉にとっての。筋肉を動かすのに必要なエネルギーはATPと言います。
アデノシン3リン酸ってやつです。
でも筋肉に蓄えられているATPは数回動かすだけでなくなっちゃうんで
糖を分解してATPを作ります。ここは別に飛ばしてもいいかな?ってところだけど一応こんな感じです。
ちなみにこれより大事なのはこの際に熱が放出されるんですけどね
こいつが4分の3ほども体温維持のために使われます。
運動すると体が熱くなるのはこんなイメージです。勉強になりますね。
上記の事が正常に行われなくなったときや、別の事がおこった時。よくあるのは自律神経系や反射による緊張ですね。こいつがおこった時に筋肉が正常に作用しなくなります。
いやーきりがないですね。どうしても長くなりますね。
生理学も案外楽しいなと思ってもらえるかどうかが、本来は教える人の腕の見せ所で
これを専門用語ばかりで相手の思考停止を誘うとかはダメなんでしょうね。
うーんむずい。
まぁでもこうやって駄文でも書いていけばそのうち上手になるでしょう。
仕事、楽しみたいですね。
江口