この仕事の移り変わりを、新規対応を通して考える

最近また迷える同業者の人と話す事が増えているんです。

単に、求人出しているので、応募してくれる人と話してるって事なんですけどね。

 

キャリアも技術系統も様々な人達と会話する中で、うちでは今回のタイミングで雇用は出来ないけど

なんかこうあなたの幸せを祈ります。的な感じに多々なったので

まず、施術者が幸せになれますように。その結果、お客さんも幸せハッピーになれますように。と、思うわけです。

 

そんなわけで少しだけこの道を先まで歩んでいる身として、筆をとる次第です。

 

 

だって自分が幸せになってないのに、他人を幸せになんて

そんな自己犠牲の精神は特に日本人の国民性に合わない。声をあげない。立ち上がらない。そんな国民性ですもん。

自民党に投票した人の約三倍以上の人数は、選挙にすら行ってない。そんな時代ですよ。

 

なんか最近、政治のニュースかなりヤバいですよね。子どもを日本で育てるのに疑問しか出てきませんよ。

政治の話を接客業でしちゃいけないとか、クソくらえです。

 

 

政治の話なんて最近思う事だらけなんで、今言いたいのはそこじゃないし、涙を飲んで割愛します。

 

言いたかったのはそこじゃなくて、きちんと自分が幸せにまずなって

その上で、この仕事を通して社会貢献とまではいかなくても、一隅を照らしたいじゃん。

 

その為には

ボヘミアンラプソディーの中で、フレディのお父さんも言ってた

「善い思い、善い言葉、善い行い」ですよ。結局そういう事になちゃいますよねー、マジで。

そんなわけで、いくら善い思いや善い言葉があっても、善い行いが伴わなければ結果は出せない。

 

施術の結果ですよ。効果ってやっぱり大切だ。

 

さて本日の題名にも戻りますが

「この仕事の移り変わりを、新規対応を通して考える」をテーマに進めてみたいと思います。

ガッツリ同業者向けです。

新規対応(新患対応)

 

新しい会社なり店舗なりで、新患対応は力を入れるポイントになります。リピート率が鍵となる商売なので当然ですが、そうであると同時に自分が働く場所の色をしめす、わかりやすい指標ともなります。

 

うちの店舗では

基本的に理想論として、クオリティーの高い説明と施術、それにともなう結果があれば他の会社さんに比べて次回予約の促しを強くは行いません。

理想はこちらが何も言ってないのに、向こうから次いつ来たらいいのか?と聞かれるような対応をトータルで行う。です。

 

店舗にとっては常連さんでも、あなたが初めて会う人への対応は、そのまま新規対応としても通用する技術であるべきだし。結局は新規、既存関係なく、質の高い仕事を行う。

 

それが本当にできれば、どんな環境でもおのずと結果は伴うものです。

 

 

それでは精神論ではなく具体的にどうしたら質の高い、施術説明が出来るのかを紐解いていきましょう。

 

まず大事なのはゴールからの逆算。当たり前のことだけど、言うは易く行うは難し。

相手が安くないお金を払い、自分の前にいてくれる、その事に対してきちんとベストをつくす。

 

 

その為には、結果が全て。

しかしその結果が、千差万別でわかりずらい。それがこの仕事の難儀な所です。

 

ゴール設定の難しさ

 

相手がカルテに〇を書いてみても、カルテの人体図に印をつけても。そこが正解とは限らない。

飲食店では注文してもらったメニューを出せばまずOKだし、そこから味のクオリティの話になるけど

 

この仕事は結局、身体にかんする知識がそもそも不明瞭なんで、相手から察する

もっと言うと、患者さん本人も自分がどうしたら喜ぶのか?何を求めて行動をしているのか把握しているとは限りません。

 

相手が求める事を100%のクオリティーで提供しても満足度は80%って事もあります。

逆に「ここ」という核心の部分に、こちらの手が届けばそれだけで100%の感動を得られる事もあります。

 

最近はあまり言わなくなったけど

初めての人の身体をさわらせてもらう時は、いきなり直接「あなたはどこが改善したら感動しますか?」って聞いてました。

今でもたまに使います。なるべく単刀直入に言語化する事に重きを置いてます。

 

ちょっと話はそれまずが年々、整体業界のニーズが変わっていっている事を痛感しています。

 

まず大きなところをあげれば、ふたつ言えると思います。それは「健康への意識の底上げ」と「肉体疲労から神経疲労へ」という点が言えます。

 

まず全体的な意識の底上げ。オーガニック製品や、東洋医学に中医学、運動やトレーニング系に対する前提となる知識。

 

そして、残念ながら収入が高い人ほどその傾向は強く、自分が働く店舗の客層、メニューの内容と値段。

それを比較し自分の仕事への価値観もすり合わせした方が、そもそも話の食い違いというより、姿勢の食い違いをさける事になります。

 

肉体疲労から神経疲労へ、神経という言葉をあてるか数秒悩みました。ここに物質としての脳、またはイメージから頭脳としても良い。

 

まずゴールをしぼる、大きく広げた円をだんだん小さくするように

その方法の一つとして、この人は身体が疲れているのか?神経系が疲れているのか?

この2つのどちらかか分けるだけでも、やりやすいですよ。

それに最初にこの二択を相手に投げかけながら、一緒にどっちか選択するって方法だと

・筋の通ったコミニュケーションも取れる

・他店との差別化も図りやすい

・相手を受け身から参加型にする

 

この辺もとっても大切なキーワードです。メモです。コピペして下さい。

 

 

幸せになろうと努力する事がとっても難しい時代になってます。時代の価値観がそれを難しくしています。

人の自由だけど

 

 

この商売は結局、身体へのアプローチを通して、その人が幸せになる。

その人が幸せを求めるエネルギーを回復する。これが大事。

 

 

ザ・クロマニヨンズの名曲「生きる」の中でも

 

いつかどこかわからないけど 何かを好きになるかもしれない

その時まで 空っぽでもいいよ

 

と甲本ヒロトさんが歌っています。めちゃ名曲です。クソ名曲。

この曲の歌詞の情報量はマジ宇宙です。是非一度聞いてみて下さい。

 

 

話を戻して

ゴール設定がズレると、やっとこさ到達しても相手に喜んでもらえない。

例えばね、説明が熱心なのは良いけど

相手をよく見ないと、相手は説明する時間よりもっと身体を触ってほしい。と思っていたら

どんなに熱心に語りかけても、聞く耳をもってくれません。

 

逆にゴール設定がしっかりはまると、たどりつけなくても

本当は10でゴールだったけど、途中でこういう問題があったから初回は5まで進みました

これが3くらいに戻るから、二週間後にもう一度やって7までいきましょう。みたいな。

 

そのまま次回予約をスムーズに促せるので、次回予約の促しが苦手な人にもおススメです!

 

 

ただ闇雲にマッサージする。コリがほぐれる。そんなのじゃ60分3000円でもぼったくりだと思います。

整体店、マッサージ店があふれる今だからこそ

 

まずは普通の事が普通にできる!これだけで余裕で他店との差別化はできますよ。安心して下さい。

弁証法的な発展は危険です。

Aより素晴らしいBを、という考えは終わりがありません。

 

さっきも書きましたがイメージは大きく広げた円を小さな円に絞っていくイメージです!

じゃあ、その最後の小さな円に導くにはどうしたらええねん。事には

 

何個か解剖、生理学的な健康状態をきちんと理解して相手にも伝わる言葉で説明できるように準備しておく。

 

一晩ぐっすり寝る事で元気になる。その為には?

 

そもそも睡眠の質が悪くてぐっすり眠れないなら、どうしたらいいのか?

 

血液が酸素と栄養を運んでくれて新陳代謝がしっかり行われたら回復するじゃん

じゃあ血液の粘度がアルコール、カフェイン、タバコ等の過剰摂取でよろしくないのか?

 

それとも呼吸が浅い?

それともデトックスがうまくいってない?そうなるとサプリや食生活や運動などどんなに質の良いものにしても効果は今ひとつです。

 

パッと思いつくままに羅列しても、相手の身体の状態によって色んなゴール(目標)を設定できます。

 

 

 

例えばこんな風にゴールを設定して、無理ない範囲でやりませんか?

そうそう、無理ない範囲ってのが大事なんです。

 

正論とか別に必要ない。。

 

個人的に相手にダメ出しは極力しない。をポリシーにしています。誰だって好きじゃないでしょ?

 

規則正しい生活リズムとか仕事のせいで、そもそも無理だし

じゃあ何よ?仕事辞めろって?

 

食生活とか言われても、そんな余裕ないわ。そもそもストレッチや運動する時間と心の余裕があれば

整体に高いお金払わんし。

 

と言われても、ごもっとも。って思います。

 

でもだからこそ、一人一人自分のペースにあった事を相手が思うタイミングで行う。

それが大前提です。

 

相手をその気にさせる。

その為には説教より、よりそう事や褒める事ですよね。

子育てしてると本当に何回も何回も実感させられます。

 

 

結局、人間なんて自分の好きな事や、そうじゃなくても自分の出来る事をして褒められたいんですよ。

成功体験の先にしか本質的な成長はないんじゃないでしょうか?

 

 

疲れに疲れて病んでいる人もすれている人も、結局は2歳児のイヤイヤ期みたいなもんで

正論や身体のケアも通じないんですよ

 

ホント子育て中のお父さんお母さんならわかると思います。

なだめすかして、理不尽でも要望聞いて、お風呂入らなくてもご飯一食抜いても死にはしないし

とにかく一回受け入れて受け入れて、それでも本質的には妥協せず今の病んでいる自分を

その人からすればかわいそうな自分を受け入れるけど肯定はしない。

 

そこから何とか次の一歩、次の一歩と共に歩いて行って

気がついたら人生が明るくなっているってのが出来れば理想ですよね

 

 

細野晴臣さんと忌野清志郎さんと坂本冬美さんの「日本の人」って曲でも

 

人と仲良くできない人

自分だけが特別な人

人となじめず苦しむ人

ストレスに悩まされる人

 

目を開けてごらん

顔をあげてごらん

春が来ているよ

 

また今日も思い悩む人

自分だけがさみしい季節

 

 

って歌われています。世間が春でも気が付けない。そんな悲しい事にならないように。

 

性格や生き方を変えるのは難しいけど

身体が変わる事で、世界の見え方も変わる事もありますよ。