姿勢学習という新しいアプローチを開発しました

気がつけばもう随分と長くこの仕事をしています、その中で

運動の分野も手が届くといいなー、という思いが年々強くなっていったのです。



長年の経験で、ずいぶん身体も良くなってきたぞ!ここから先は、運動して実際に体を動かした方がより加速して問題解決できるぞ!!


でもこの人にあう適切な負荷、内容の運動が見当たらない・・・

そもそも、正しい運動を選べていても、フォームが崩れていたり微妙に間違っていてもダメだし
運動を指南する先生?との相性の問題もある

適切なペースもある、そう考えると変数が大きすぎてなかなか「適切な運動」を提案できないな・・・とい悩みがありました



でもだったら、自分でやったらいいじゃん!!
幸いリハビリをやっていた経験はある!「運動学習」を取り入れるだけでも全然、違うぞ!!

(補足 運動学習とは?
「筋トレ=ハードウェアの強化、運動学習=ソフトウェアのアップデート」という対比は現場でもよく使われているんですが、ここに「神経リハ」や「感覚統合」の視点を組み込むと、その違いが圧倒的にクリアになるのでオススメです。

わかりやすく言語化するための3つの切り口です。

⚪︎「出力」と「入力」の対比筋トレは脳から筋肉へ強い信号を「出す」プロセス。運動学習(感覚統合)は、動いた結果として体や環境から返ってくる感覚を脳に「入れ」、次の動きを修正するプロセス。

⚪︎「エンジンの馬力」と「ドライバーの技術」の対比筋トレはマシンの馬力を上げる作業。運動学習(神経リハ)は、そのハイパワーを100%コントロールする脳の「運転技術」を磨き、配線(神経回路)を引き直す作業。

⚪︎「筋肉の破壊」と「脳内シミュレータの修正」の対比筋トレの標的は筋肉の組織。運動学習の標的は、脳内にある「これくらい力を入れたら、こう動くはず」という運動予測プログラム(内部モデル)のバグを修正すること。筋トレが「パーツの強化」なら、運動学習は感覚を総動員して「全体のを思い通りに使う」作業です。)

みたいな感じで、これを元に密かに、ここ数年試行錯誤を加えて

ついに治療するより運動した方が早く治る人
運動するより治療した方が早く治る人
そしてその両者の配分をうまく見極めた方が早く良くなる人への対応ができるように完成させました。

その思いをここであらためて言語化して語ってみたいと思います。バカ長いので先に謝っておきます、笑



姿勢学習とは、運動しながら治療し、その変化を身体に学習させることで、無意識でも行えるように定着させていく治療法です。
私たちは一般的な整体とは少し違う考え方をしています。

多くの人は、不調が続くと、

疲労が溜まりすぎたのかもしれない。
姿勢が悪いのかもしれない。
運動不足かもしれない。
筋力が足りないのかもしれない。
年齢のせいかもしれない。

他にもありますがだいたいそんなふうに考えると思います。

もちろん、それらが関係することもあります。

ですが僕は長年の臨床の中で、あることを確信するようになりました。

それは、「人間の身体は、私たちが思っている以上に賢い。」ということです。
身体は単なる筋肉や骨の集まりではありません。タンパク質やカルシウムじゃ全てを語れません。


環境を把握し、状況を判断し、学習し、適応しながら生きています。

そしてさらに驚くべき事は人間の身体は、健康を最優先にしているわけではありません。

1番に活動を最優先します。生きる目的は健康ではなく「やりたいことをやる」そのためです。目的のための手段が健康です。


だからこそベッドの上で完結する治療に違和感を覚えました、それは目的が健康の回復になっているからです。

目的を、「やりたい事をやるため」つまり活動に、重力が加わったとき、歩行の負荷が加わった時に、ストレスが加わった時に、“かろやかに動ける“が必要となりました。


そうなると ある意味「不調」は、言い換えれば、あなたがサボってきた証拠でもなく、弱い証拠でもありません。


シンプルに活動量が多すぎて、それを脳が学習しすぎた結果

目的が達成され、手段としての「健康」が犠牲になっただけです。

失敗ではなく、成功。うまくいった結果の不調なんです。
それなら僕が介入するのは、不調を失くすアプローチだけではなく、活動コストをいかに下げまくるか。活動能力をいかにあげまくるか、となりました。



だから今の不調を作っているのが、あなたのデザインした生活の結果なら、問題解決のために再び学習しデザインし直すことができます。

私はここに、人間の大きな可能性があると思っています。
なぜなら人間は、今この瞬間にも

思っている以上に変われるからです。
思っている以上に学習できるからです。
思っている以上に成長できるからです。

本来は人間が最も得意としている無意識の学習能力の結果です。自転車に一度乗れたら次からは何も頑張らずに再現できるように

動きやすい姿勢の学習も、きちんとしたエビデンスを元にしたら

もっと簡単でいい。
もっと自然でいい。
もっと楽しくていい。
しかもそれでいて、ヨガやピラティスや筋トレとかと違って何ヶ月後でもなく、今日の今この瞬間に、大きな変化が起きてもいい。

だから僕は、治療だけでもなく、運動だけでもなく、
「運動しながら治療する」
という方法を選びました。
なぜなら、治療は確実に改善できるが定着が弱い。
運動は改善でうまくいく人といかない人がわかれるが、継続できれば定着させられる。

しかしその二つが分断されていることで、多くの人が遠回りをしているように見えたからです。

何ヶ月も運動してようやく得られる変化。
時間をかけて少しずつ身につく身体感覚。
本当にそれしか方法はないのでしょうか。

僕が目指しているのは、痛みを取ることだけではありません。姿勢を良くすることだけでもありません。
もっと根本にあるのは、
「自分の身体を、自分でコントロールできる感覚を取り戻すこと」
です。そしてそれを通して「人は自分の生きたいように生きれる。」を獲得しようぜ!です。

そのために必要なものは改善でも目的達成でもなく、今この瞬間に手に入れた“感動“ではないでしょうか?

人が本当に感動するのは、治してもらった時ではありません。
「自分で自分を変えられた」そう実感した時です。

だから私は、受け身な人を一方的に治療するだけでは終わりたくありません。
あなた自身が身体を動かし、身体が変わる。感覚が変わる。立ち方が変わる。歩き方が変わる。

「なんで?」
「不思議。」
そんな体験を何度も積み重ねながら、身体そのものに新しい学習を定着させていきます。

すると変わるのは、痛みだけではありません。

頑張って姿勢を意識しなくても、自然と身体が軸を選ぶようになる。
頑張って歩き方を意識しなくても、自然と動けるようになる。
足元から崩れた結果、下半身に落ちた重心がみぞおちに上がる。

これは筋力や柔軟性や根性ではなく、学習です。

一度自転車に乗れるようになったら、毎回乗り方を考えないのと同じです。
僕が目指しているのは、

「頑張り続ける健康」

ではありません。頑張らなくても自然と身体が選ぶ健康です。
そうなれば、健康を維持するために人生を使う必要はありません。

健康を土台にして、仕事を楽しむ。家族との時間を楽しむ。趣味に夢中になる。
新しい挑戦をする。
人生そのものを楽しめるようになります。

私は、健康は人生の目的ではなく、人生を豊かにするための道具だと思っています。
だから治療のゴールも、症状がなくなることではありません。

あなたの人生から、身体を理由に諦めることを一つずつ減らしていくことです。
そのために、「治療と運動」を一つにしました。

そのために、新メニューの名前を“学習“の文字で締めました。身体の学習そのものへアプローチしています。

私たちが提供したいのは、一時的な改善ではありません。僕じゃなくてあなたが自力をあげて自分を変える。
それこそが、姿勢学習で本当に届けたい価値です。


以上となります。
この思いで8月あたりかなーこの辺をめどにもう大安吉日治療店をリニューアルオープンする気持ちでやっていきたいと思います。


オープンして13年が経ちました。こんな事を言ってる日が来るなんて・・・
感慨深いです。

人生、想像通りに本当にならないもんですね。

正解を選べているかはわかりませんが。選んだことを正解にするために
ショウマストゴーオン。ぎゃんばります。

江口