肩こり、腰痛などの元の「こり」って何??

肩こり、腰痛とかメジャーな困る症状あるじゃないですか?


なんとなく「こり」って筋肉が硬くなっているモノみたいなイメージじゃありませんか?

だからこそ思うですけど、強いマッサージの説得力ってあるじゃないですか?

そこそこ!みたいな、それそれ!みたいな
ことが起きやすく

誤解をまねく危険な言い方すると、効果として錯覚させやすいですよね

もちろん心地いいマッサージはとても価値あると思っています

だからポイントは棲み分けですよね。
マッサージ、や強く揉む事に改善効果があるのか?それともリラクゼーション的な癒し効果なのか?


ここがグレーゾーンとなって混在していて、稀に上手な人や改善っぽい事も起きるから余計にややこしく、まさに玉石混淆として混ざり合ってるから

受ける側もよくわかんないですよね

さて、なんでそんな話をしているのかと言うと
だからこそ、どっちにしろ「こり」の正体がわかれば

対処法も自ずと見えてくるではないか!って事です。




さてさて、いわゆる「こり」の正体は、筋膜内の環境悪化による「物理的な滑走障害」と、それに対する組織の「適応的変化」として生理学的に説明できます。


以下の3つのステップで、そのメカニズムを解説します。

1. 細胞外基質(ECM)の変質:

潤滑油のネバつき 筋膜などの結合組織の間を満たしているのが細胞外基質(ECM)です。 
通常、ECMに含まれるヒアルロン酸はサラサラした潤滑油のように機能し、組織同士の滑りを助けています。


しかし、長時間同じ姿勢で血流が滞ると、ECMの水分が減り、ヒアルロン酸が凝集して粘性が高まり(ゲル化)ます。

これにより、筋肉や筋膜がスムーズに動けなくなる「滑走障害」が起こります。これが、私たちが自覚する「体が重い・硬い」という「こり」の初期段階です。 

2. コラーゲン繊維の過剰増生:網の目の密度上昇

滑走障害が続くと、身体はその部位を安定させようとして、構造タンパクであるコラーゲン繊維を過剰に作り出します。

本来、コラーゲン繊維はしなやかな網目構造をしていますが、慢性的な負荷がかかると繊維が不規則に絡み合い、密度が増します(高密度化)。

さらに、繊維同士が異常な結合(架橋)を形成することで、本来の柔軟性が失われ、組織がガチガチに固まってしまいます。 



3. 拘縮(こうしゅく)への移行:

可逆的な「こり」から不可逆的な「固定」へこの状態がさらに進行し、関節の動く範囲(可動域)まで制限されるようになった状態を拘縮と呼びます。 

筋線維芽細胞の働き: 慢性的なストレス下では、ECM内にいる細胞が「筋線維芽細胞」へと変身し、自ら縮む力を発揮して周囲のコラーゲン網を引き締めます。

これにより、筋肉そのものが収縮していないときでも、周囲の包み(筋膜)がずっと締め付けられているような状態になります。 



まとめ!つまり「こり」とは、細胞外基質の粘性が上がり、コラーゲン繊維が異常に増えて密度が高まることで、組織が物理的に動きづらくなった状態です。
これが放置されて組織自体が縮んで固定されると、医学的な拘縮へと至ります。 


前述の「こり」や「拘縮」に関わるコラーゲン繊維は、主に「I型コラーゲン」です。


筋膜や腱、真皮などの結合組織において、強靭な支柱として構造を支えるのがこのタイプです。ただし、組織の修復過程や慢性化の段階では、「III型コラーゲン」も重要な役割を果たします。

人体に存在するコラーゲンは現在28種類以上見つかっていますが、主要な5つのタイプに絞って解説していきます。

1. 人体の主要なコラーゲン5種人体のコラーゲンの約90%はI型・II型・III型で占められています。 

I型筋膜、骨、腱、真皮 最も量が多い。特徴・役割 太くて頑丈な繊維を作り、組織に強度と剛性を与える。「こり」の物理的実体。

II型 関節軟骨特徴・役割眼の硝子体 繊維が細く、水分を保持してクッションの役割を果たす。


III型 若い組織、血管、内臓、真皮特徴・役割別名「ベビーコラーゲン」。柔軟性が高く、組織の修復(傷が治る時)の初期段階に大量に作られる。


IV型 基底膜(細胞の土台)特徴・役割 繊維状にならず、シート状のネットワークを作って細胞を支える。


V型 胎盤、血管、I型と共存 特徴・役割I型コラーゲンの太さを調節する「調整役」として働く。



2. 「こり」と「型」の関係(生理学的な補足)「こり」が慢性化していくプロセスでは、この「型」のバランスが変化します。

修復の開始(III型の登場):組織が低酸素状態でダメージを受けると、まず柔軟なIII型コラーゲンが作られて修復が始まります。

「こり」の固定化(I型への置き換わり):時間が経つにつれ、III型はより頑丈で硬いI型コラーゲンに置き換わっていきます。この際、コラーゲン繊維が不規則に並び、高密度に絡み合うことで、私たちが感じる「ガチガチに固まったこり」となります。 

つまり、しなやかな「III型」が優位な状態から、硬い「I型」が過剰に増えてしまった状態が、生理学的な「こり」の正体といえます。


この硬くなったI型のネットワークを再びしなやかにするためには、物理的な刺激(徒手療法など)や血流改善が必要になります。


ではでは、ようやく、ようやくそこで何をしたらいいんだい!?!?

どんなアプローチが正解なんだい?コスパいいんだい?って話を次回に書きたいと思います。

こうやってブラックボックス化していると思われるんですよ
一般の人からしたら。でもちゃんと科学とエビデンスの上に成り立っている。

だからこその再現性や、人という個性に対応できるという話です。


誰にも読まれなくても、いつか誰かの元に届きますように


  • 西荻窪の当店では、ただ体を触るだけでなく、この『呼吸の波長』を合わせることで、深部からの組織再構築をサポートしています。
  • 他にもエビデンスがある一見不思議でスピって見えそうで実はどえらい科学的なことやってます!!どこに行っても解けなかった『こり』、一度科学的にリセットしてみませんか??
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