ぎっくり腰について その1
「急性のぎっくり腰 (内臓疾患に由来しない)」 の症状についての考察です。
いくつかポイントがあります
1、ぎっくり腰は病名じゃないので数パターンある
2、原因よりも、痛みを早くとる
3、症状が原因になる
4、その結果からの考察
この4つにわけて話を進めていこうと思います。ではまず1から
1ぎっくり腰は病名じゃない
40肩、50肩というのを、聞いた事がある人は多いはずですが
漠然としていませんか?
また患者さんと話をしていて、40肩と50肩の違いはなんですか?
なんて聞かれた事も多々あります
40肩、50肩というのは、そのくらいの年代で起こりやすい
肩の障害の総称ですよ。病名じゃないんです、と説明します。
また50肩の病名だと、肩関節周囲炎だとか石灰沈着性腱板炎などになります、他にもありますが。
そして問題のぎっくり腰も、病名ではなく何パターンからあります
これは臨床上の話なので、感覚的な分類です。
当然、炎症の有無が第一になりますが、
実際に炎症はおこっているケースの方が少ないと思います
炎症が起きているケースが少ないと書くと誤解を招きますね
正確に言うと炎症が起こっていても、
実際、痛みの原因としての炎症が割合が少ない。急性期ならなおさら少ない。
要するに、ぎっくり腰の患者さんが感じているほどの
痛みの度合い程の、炎症はおきていない。
もちろん沈痛を目的として、アイシングする事もあります
炎症兆候は一番、最初に確認します
しかし自力で動けないほど
もしくは、動くとあきらかに痛い、
痛みの性で普通の生活の仕草もできない(靴下がはけないなど)
そんな症状が出る程の炎症が、1時間程度で収まろうわけはありません。
施術の結果、強い痛みが起こった当日でも改善するから
炎症だとすると、つじつまがあわなくなる。
また人によっては現場で良くなり、さらに翌日に劇的に良くなる人もいます。
これも基本的には炎症=安静を無視しての行動の場合でも
おこっています。
ただ、ぎっくり腰の適切な処置をせず、闇雲に「固定」「安静」をしてしまい
結果的に炎症を起こす人もいます
このパターンが一番悲しいです。
かくいう私も、一番最初にこの業界に入った整骨院では
ぎっくり腰は怪我だから、炎症をおさえる為に以下の事をやれと
低周波をかけ、アイシングをし、コルセットを巻く
痛い、痛いとなげく人に何とも歯がゆい思いでした。
そもそも痛いからこそ安静ではなく「痛くない範囲で動く」が大切です。
それはもう、人間の身体のメカニズムからしてそうなんです
だって炎症はそもそもが血液内での反応の事を言うんです、その状況で
血流をむやみに良くするのはもちろんダメですが
血流を悪くするのも、ダメなんです
自分で自分を治す力がどんどん弱くなる。
自然治癒力をテーマに入れて施術する人ならなおさらです
自分で自分を治すとは、簡単に言うと血液の流れが良いこと
固定も安静も、血液の流れを悪くします
さて、数パターンあるぎっくり腰は
まず大きくは骨格の歪みです、仙腸関節だと思うならラクーゼ兆候を見ないといけないし
腰椎の5番、4番あたりがあやしいかもしれない
骨盤の開き、閉じもバカにはできないし
そもそもの腰仙角も、腰椎のすべりも後方変移はどうなのか?
まぁ、そんな歪みが原因の痛みは歪みをとりのぞいた瞬間に良くなるので
魔法みたいに言われる事もたまにあります
そして筋肉なら中臀筋、小臀筋、腰方形筋とか
なんと言ってもインナーマッスルの代表みたいな
腸腰筋(個人的には特に大腰筋)だったりとか、この辺は
正直、痛みが起こる動作を随時確認しながら探っていくので結果論です。
もちろん、手応えをもって挑み
やっぱりこれかーって気持ちよく結果が出せる事もあります。
さて長くなったので今回はここいらで締めます。
長々と読んで頂き、ありがとうございました。
エグチ

